スマイル講座 第5章 子供を傷つけないで意見を伝えよう
親って子に対して
ついつい言葉遣いが乱雑になりすぎる時があります
あなたは 人から何かを頼まれるとき
命令的だったり 高圧的だったりすると
嫌な気持ちになりませんか?
頼むのが親 頼まれるのが子ども のとき
親が命令的 高圧的 だったら
子どもは あなたと同じように嫌な気持ちになるでしょう
もしかしたら
反発するかもしれないし
委縮するかもしれません
親子であっても頼みごとはお願い口調ですることをお勧めします
*お願い口調の例 ~してもらえる ~してくれる
~してくれると助かる ~してくれるとうれしい など
言い方で聞き手の 快・不快 が変わります
ところで
大阪弁では「~しらんけど」
と話しの最後につけることがよくにあるといいます
例えば
「となりの山田さんのおばあちゃんが
三ツ星レストランに行って ステーキを食べているとき
噛み切れないで入れ歯が肉にくっついたまま外れてしもてんて
しらんけど」みたいなことです
「実際には見ていないので事実かどうかはわかりませんが」
ということでしょう
私たちは普段何気なく 事実でないことも事実のように言ってしまいがちです
「ゲームばっかりやってるとバカになるわよ」
「宿題やらないとちゃんとした大人になれないわよ」
「遅くまで起きてると朝起きられなくて遅刻するわよ」など
本当はどれも「しらんけど」なのです
事実でないことを言う場合 意見ことばを使います
例えば
「お母さんは遅くまで起きてると
朝起きられなくて遅刻すると思うの(意見ことば)」
「だから もう少し早く寝てくれると安心するんだけど(お願い口調)」
*意見ことばの例 「~と思う」「私の意見だけど~」「~と感じる」
「~してほしいと思う」など
意見ことば、お願い口調を心がけると
すぐに子どもが要望を聞き入れなくても
少なくとも 親子関係は良くなってきます
親子関係が良くなれば
子どもは 親の言葉に耳を傾けるようになってくるのです
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